誰もが一度は経験するかもしれない「虫歯」。歯が痛くなってから「どうしてこうなったの?」と疑問に思ったことはありませんか?今回は、虫歯ができる仕組みをやさしく解説します。
✅虫歯とは?
虫歯(う蝕・うしょく)とは、歯の表面を覆っている「エナメル質」やその下の「象牙質(ぞうげしつ)」が、細菌によって溶かされてしまう病気です。進行すると、神経まで達して強い痛みが出たり、最悪の場合は歯を抜かなければならなくなることもあります。
〈虫歯ができる4つの原因〉
虫歯ができるには、以下の4つの条件が重なる必要があります。
- ①歯の質(歯の強さ)
生まれつき歯が弱い人や、栄養不足でエナメル質が弱くなっていると虫歯になりやすいです。 - ②細菌(ミュータンス菌など)
虫歯菌が口の中に住みついていて、食べ物の糖分をエサにして酸を作り出します。 - ③糖分(甘いものなど)
チョコやジュースなどに含まれる「糖分」が、虫歯菌のエネルギー源になります。 - ④時間(酸にさらされる時間)
歯の表面が長時間酸にさらされると、だんだんと溶けて虫歯になります。
これらの要素がそろって初めて虫歯ができてしまうのです。
✅虫歯はどうやって進行する?
- 1.初期段階(C0〜C1)
見た目には白く濁ったような部分が現れますが、痛みはまだありません。 - 2.中期段階(C2)
エナメル質の下の象牙質まで虫歯が進行。冷たいものがしみることがあります。 - 3.後期段階(C3)
神経にまで到達すると激しい痛みが出ます。ここまでくると神経を抜く治療が必要です。 - 4.末期段階(C4)
歯の根だけが残り、最終的には抜歯になることもあります。
どうすれば虫歯を防げる?
虫歯予防には、以下のことがとても大切です。
- ・毎日の歯みがき(特に就寝前)🪥
- ・甘いものはダラダラ食べない🍪❌
- ・定期的な歯科検診で早期発見👩🏻⚕️🦷
- ・必要に応じてフッ素を使う
虫歯は「できてから治す」よりも、「できる前に防ぐ」が鉄則です。日々のちょっとした心がけが、あなたの大切な歯を守ってくれます🥰