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2024.05.09

バイオフィルムについて

  • ゴールデンウィークは楽しく過ごされましたか?
  • 夏を思わせる陽ざしに、早くも日陰が恋しいようです…….。🍃

 

さて、今回はバイオフィルムについてお話ししたいと思います。

 

バイオフィルムってなんだろう?

歯周病菌やう蝕細菌(むし歯菌)の集合体をプラークといいます。これらの細菌は自らが作り出す菌体外多糖(グリコカリックス)によってバリアーを張っています。このバリアーに守られている集合体は、直接歯面に付着できない菌種も他の菌種の仲介によって存在することができます。付着や栄養素の面でお互い協力、拮抗し合うことで、細菌の共同体は安定状態となります。細菌はこのバリアーの中にいる限り、細菌を攻撃しようとする宿主の白血球や抗体などから自らを守ることができるのです。この構造体がバイオフィルムです。

 

 

なぜ、除去しないといけないの?

歯の表面にバイオフィルムができてしまうと、歯のエナメル質が唾液に触れなくなり、唾液による洗浄作用がなくなります。そのため、バイオフィルムで守られた内側は細菌が繁殖しやすい環境になり、う蝕(むし歯)や歯周病の原因となってしまいます。ポケット内部でバイオフィルムが繁殖すると、細菌を攻撃する白血球や抗体が登場しますが、細菌はバイオフィルムのバリアーで保護されているため、それらの攻撃を受けません。逆に白血球の産物による病原因子や内毒素により歯肉が破壊され、歯肉の炎症は拡大します😭💧

 

どうすれば除去できるの?

バイオフィルムは抗菌剤などの化学療法には抵抗性をもっているので、歯ブラシや超音波スケーラー等の機械的な除去と破壊が必要です。しかし、歯周ポケット内部には歯ブラシは届かないので、患者様自身では除去することはできません。そこで、ポケット内に届く機械的な道具が必要となるため、専門家によるプロフェッショナルケアが必要になるのです。その効果的な方法として“パウダーメインテナンス”がおすすめです✨

 

それでは、次回はパウダーメインテナンスについてお話しします。

  • 気になることがございましたら、お気軽にスタッフまでお声掛けください♪

 

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